Suzu Masa ブログ

辛酸なめた男が美容室「経営」をリアル・ガチで語る

特定の顧客にフォーカスしよう!

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孫さんの事業の原動力

 

なにをするにも漠然とではいけません。フォーカスするべきです。

フォーカスした具体的な思いはビジネス成功の原動力でしょう。

 

あの孫正義さんは、その総資産は2兆円と言われていますが、起業の原動力は「家族の将来は自分が守る」でした。

在日韓国人3世として幼い頃から差別に遭い、父親は彼が中学卒業の年に倒れてしまいます。

大学に入学するなり、毎日1つずつ発明してそれを1年間続けると目標を立て、それを有言実行して、そこで得た資金で会社を設立しました。

 

二股ソケットの開発秘話

 

松下幸之助氏はあるとき街を歩いていると女性の言い争いの声が聞こえてきました。一方は、暗くなったから電気をつけたいといい、もう一方は、アイロンがけが終わってないから駄目だという。

そこで2人同時に使えるソケットはできないか、このような不便を感じている人は多いはず、作ればきっと売れるに違いない。そこで「二股ソケット」を開発し、会社で最初の大ヒット商品になりました。

 

誰の、どんな不便や問題点を解消したいのかと問題設定をフォーカスする。フォーカスした不便や問題点を解消すれば素晴らしい笑顔が返ってくるはずだ。幸せになってくれるに違いない。

 

このように、具体的に、誰の、どんな(どのような)お悩みや問題点を解決するのかとフォーカスする、解決した果てに素晴らしい笑顔が返ってくる、そんなイメージをありありと描けることが成功の原動力です。

 

消費税増税だろうが、新型コロナ感染拡大だろうが、関係ありません。

 

世間のすべての人ではありません、思い浮かべられる具体的な誰々を喜ばす、幸せになってほしい。なぜなら思い浮かべた誰々の向こうには、同じような問題を抱える何百人、何千人、何万人の人がいるからです。

これが「市場」というものです。新しい市場の発見ですね。

 

凡事徹底 やることはひとつ

 

そんな思いのボルテージがはっきりと明暗を分ける時代が今だと思います。

 

凡事徹底。やることは1つです。

具体的に1人2人のお客様をイメージして、あのお客さんをもっと喜ばすことに何ができるだろうか。それを考えて次の来店時に提案する。この繰り返しです。

これを「ペルソナ・マーケティングと言います。

 

たとえ提案がピント外れであったとしても構いません。

「この人は私のためにこんなに考えてくれていたんだ」と深い感動を呼び起こすことは必定です。

これ、客商売の原点です。いまこそ原点に帰るときです。

 

 

「顧客を知るのは顧客ただ一人」

ドラッカー

 

見過ごせない 言葉の表記のミス

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ブランディングが台無し

 

SNSなどの爆発的な定着は、おのずと発信力が求められ、発信力がモノを言う時代となりました。自己あるいは自社のブランディングにとって発信力は必須のスキルとなったようです。

 

そうなると、とても気になることがあるのですね。

その発信力、とくに言葉の乱れです。「言葉の乱れは心の乱れ」とよく言いますが、ここ数日のFBを中心にしたSNSで見つけたものに限ってなのですが、表記の単純な間違いにとても目に付きました。

これじゃ、どんなに立派なことを発信していても、残念なことに、発信者の人格や程度が知れてしまうんですね。

そう、自己ブランディングや自社ブランディングどころか、まったくのマイナス作用しか及ぼしません。

 

余計なことかもしれませんが、言葉で飯を食っている私としては、どうしても見逃せないのです。許せ。

 

ここ数日で目にした間違い

 

✕以外に→〇意外に

例)見た目よりも意外にあの人、いい人だよ。

 

✕事→〇こと

例)(形式名詞の場合は平仮名で書く)驚いたことに、彼女のことが好き、~することにしている、~と言うことにした、見たこともない。

  (生じた事柄、事態)考え事、心配事、事が事だけに、事と次第では、事始め。

 

✕返って→〇却って

例)こんな渋滞じゃ、却って歩いたほうが早い。

 

✕合った→〇遭った

例)ひどい目に遭った。

 

✕答える→〇応える

例)期待に応える。

 

✕出合う→〇出会う

例)モノやコトに「出合う」。

  人に「出会う」。

 

✕子供→〇子どもorこども

理由)世界こども人権宣言により、こどもは独立した一個の人格であり、仏壇の供え物でもなければ親の従属物でもないという考えは無視できません。「子供」の表記はけっして間違いではないのですが、「子ども」あるいは「こども」の表記が無難です。

 

✕辞める→〇やめる

例)(会社・役職を辞める)職を辞める。

    (たばこをやめる、無駄な出費をやめる)~をやめる。

 

✕手当→〇手当て

例)(治療・対策など)傷の手当て、在庫の手当て

  (金銭)通勤手当、出張手当

 

✕初め→〇始め

例)~さんを始め~さんにも大変世話になった。

  (主として時間に関連する名詞に使用する場合)年の初め、初めからやり直す。

 

図る・計る・測る・量る

例)[意図・企画]解決を図る、合理化を図る。

    [計算・計画]時間を計る、国の将来を計る。

    [測定・測量・推測]距離を測る、人物の力量を測る。

    [軽量・推量]推し量る、体重を量る。

 

断つ・絶つ・断つ・経つ・立つ・建つ・発つ

例)[打ち切る・分断する・遮る]国交を断つ、酒を断つ、雑念を断つ。

    [絶える・絶やす・途中で切れる・やめる]後を絶たない、消息を絶つ、連絡を絶つ、夢を絶たれる。

  [裁断]裁ちばさみ、裁ち縫い。

  [時間の経過]あれから3年が経つ。

  [一般用語]演壇に立つ、思い立つ、顔が立つ、煮え立つ、腹が立つ。

  [主に建築]家が建つ。

  [出発]家を発つ、東京を発つ。

 

✕身に付ける→〇身に着ける

例)経営知識を身に着ける、技術を身に着ける。

 

・・・・と、キリがないのでこの辺でやめておきます。

 

簡単な手引書を紹介 

 

個人的には、「事」の乱用が目に付きます。どんな新聞も雑誌も(業界誌はレベルが低いのでその限りではない)「こと」と平仮名を使っています。これを「事」と表記したら、特にお客様は違和感を感じると思います。

 

これらの例に挙げたのは単純な表記の間違い。

これ以外に、敬語の間違い、「てにをは」の間違い、日本語としての間違いといった、発信者自身を貶めるような表現が散見されます。

日本語講座なんてやりましょうかね。

いやいや、“やりましゅうかね”なんてのんびりしたことを言ってないで、それは急務だと思います。

 

ちなみに、「あれ、この場合、どういう言葉の使い方がいいのかな」と迷ったら、おススメなのが『朝日新聞の用語の手引き』(朝日新聞社)または『記者ハンドブック』(共同通信社)です。

【改訂新版】朝日新聞の用語の手引

 

記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集

 

「言葉は誤解のもとだ。」

サン=テグジュペリ

 

枕上・馬上・厠上の三上磨練

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寸陰を惜しむ

 

私淑する東洋思想の泰斗(たいと)・安岡正篤師によると、「寸陰を惜しむ」として、その惜しむ時間と場所は3つあると指摘されています。

 

寸陰とは、わずかの時間のことで、その寸陰を惜しむ。

現代人は超多忙ですが、多忙であっても寸陰を惜しんでこれを練磨すると、とてつもない想像力や発想力など、理屈ではとらえられない不思議な力が発揮できるというわけです。

練磨とは、練って鍛え磨くこと、です。

 

安岡師はこう述べています。

「どんな忙人にでも、寸陰というものはある。精神を集中し、寸陰を積んでこれを練磨すると、非常な感覚力を生ずる」と。

 

たとえば、日頃からなにかの問題意識をかかえた人が本屋さんに立ち寄ってみる。何万冊、何十万冊もある本屋さんの棚から、特定の本が目前に立ち現れてくる。まるで、「あなたが読むべき本はこれだよ」と訴えかけでもするように。

多かれ少なかれ、こういった経験は誰でもされていると思います。

理屈ではない、こういう不思議な体験は日頃からどれだけ問題意識をもって生きているか、つまり、どれだけ忙しくても精神を練磨して生きているか、が前提となります。

 

精神を磨練する

 

そこで、安岡氏が指摘する精神を練磨する3つの時間と場所を挙げていて、これを「三上磨練」と言いますが、その3つとは以下の通りです。

 

  • 枕上磨練
  • 馬上磨練
  • 厠上磨練

 

 

[枕上(ちんじょう)磨練]

寝る前の寸陰を惜しむことです。部屋を暗くして枕元の電気スタンドを点け布団にもぐりこんだ。今日の一日を反省しながら、明日への準備を心の中でする。思いついたことがあれば、あらかじめ用意したメモ用紙に書き入れる。

 

私の友人でこれを習慣づけた人がいました。思いついたことをメモする。やがて眠りについた後も、はっと起きて浮かんだアイデアをメモしていく。

こうやってひらめいた事業アイデアを実践し検証しつつ自身の始めた事業を大発展させ、今では東証一部上場企業にまで上り詰めました。

 

誰ですか、眠くなるまでスマホをいじって、そのまま寝落ちしていたなんていうことではいけませんよ。

 

 

[馬上磨練]

現代なら通勤電車での車上、あるいは移動のための徒歩で寸陰を惜しむということですね。

満員電車の苦痛で考える余裕はなく、運よく座れたとしても寝落ちするというパターンでは磨練とはなりません。

余程のことがないかぎり、安全に確実に体を運んでくれるわけで、すっきりとした貴重な朝の時間を練磨の時間にあてる。

あるいは、何気に見上げた中刷り広告に、見事なキャッチコピーが見つかるかもしれない。運良く座れれば本を開く。

また、徒歩での通勤途上にさまざまな発見に出くわすかもしれません。

 

こういう寸陰をいかに惜しんで過ごすか。その積み重ねは、大きな違いとなって表れてきます。

あの二宮尊徳の有名な像は「負薪読書」です。薪を背負いながらも勉強する姿こそまさに馬上磨練です。

尊徳といえば、奉公先で夜遅くまで読書をしていたのを、油がもったいないからと咎められ、それではと自らが菜種を植え、できた菜種と油を交換して灯りにしたという話もあります。

 

尊徳の残した有名な言葉が「積小為大」。小を積めば、即ち大と為(な)る。「小さいことが積み重なって大きなことになる。だから、大きなことを成し遂げようと思うなら、小さいことをおろそかにしてはいけない。」

まさに寸陰を惜しむ積み重ねがあれだけの偉大な農政改革をやり遂げたのでしょうね。

 

 

[厠上磨練]

最後に厠上(しじょう)磨練です。

厠(かわや)とは昔の言い方で今のトイレのことです。トイレで寸陰を惜しんで磨練をする。

トイレは狭い密閉された空間ですから、容易に日常を断ち切ることができます。すると、新たな発想がわいてきます。ここでもメモを活用するといいかもしれません。

 

ひとつのエピソードをご紹介します。

ある大手の出版社で女性誌を創刊することになりました。どんな雑誌の題号(タイトル)が相応しいか、喧々諤々(けんけんがくがく)の議論を重ねますが、いずれも帯に短し襷に長しで、決定的な題号とはなりません。

 

そこで休憩となりました。

晴れて新雑誌の編集長となる男性がトイレに入って、おのれのイチモツをつまんで見た。「これだ!」とインスピレーションが働いて、その題号は「女性自身」と決まった。

 

別のエピソードもあって、その日の朝刊を見ながら大便をしていた。ふと目に留まった広告のコピーに「女性自身」の文字を見つけた。「これだ!」とインスピレーションが働いて決まった。

 

どちらが本当なのか知りません。でも、発想がひらめいた場所はトイレであることは同じです。

つまり厠上磨練。

誰ですか、ここでもスマホの持ち込みですか? もったいないですよ。

 

 

このように寸陰を惜しんで練磨する習慣をつけることです。

 

古今東西、偉大な発想、発見のきっかけ、インスピレーションなど、理屈を超えた不思議な出来事はよくあることです。そんな歴史的な出来事にまで至ってしまうほどの発端のきっかけを称して、「歴史は夜つくられる」と言ったりしますが、これでは閨上磨練。閨(けい)とはちなみに寝室のことです。特に男女の寝室での交わりによって歴史はつくられてしまうといったことを言い表してます。

そうではなく、同じ理屈を超えることに違いはありませんが、正確には、歴史は「枕・馬・厠の三上を磨練」することによってつくられるといったほうがスマートですっきりしますね。

 

「凡と非凡のわかれる所は能力の如何(いかん)ではない。

精神であり感激の問題だ。」

安岡正篤

 

よせばいいのにSuzu Masaが経営塾を立ち上げたってよ

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いつまで続く緊急事態

 

再発令された緊急事態はいつまで続く・・・1年先も見通せず、それよりも一寸先も闇の中という状況下、東京商工リサーチの発表は大変興味深い内容でした。

なんでも、中小企業のうち約半数は事業の再構築を実施しているか、あるいは事業の再構築を検討しているということです。

https://smbiz.asahi.com/article/14140651

 

さらに、廃業を検討している割合が高い業界ほど、それだけ事業再構築への熱量があるということです。

 

事業再構築補助金

 

このたび2020年の第3次補正予算で、その名も「事業再構築補助金」が決定しました。それも1兆円以上の潤沢な資金を用意しています。(これは政府の中小企業支援の位置づけという大きな枠組みの中で見なければいけませんが、その話はここではしません)

 

それだけ国も、日本企業は従来の事業のビジネスモデルでは成り立たない、別の事業を創出したり、既存事業であっても、その事業の成り立たせる仕組みを再構築していかなくてはならないという危機意識の現れでしょうね。

 

「廃業」を選択する

 

私たちの美容業界も危機感のレベルでは大差はありません。

経営者の年齢は60歳代以上が過半数。「後継者がいない」はおよそ8割、今後の経営方針は「廃業」が16%となっています。


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美容室も廃業の波が押し寄せている

 

この調査は今から3年前、今日のような新型コロナの感染拡大の影も形も見えていない当時ですから、現在同じ調査をしたとすると、はたして「廃業」と答える割合は増えているはずです。

 

正直に今の業界の現状に置かれた経営者のマインドはこんな感じでしょうか。

「今まで通りのやり方で商売していても、限界を覚えるし、将来なんかまったく見通せない」

 

あるいは、もっと極端な人は「傷の浅いうちに廃業をしよう」となったとしても、予想の範囲です。

 

一方では、今が商機とばかりにM&Aの専門業者が大手を振って闊歩(かっぽ)しています。なんせ、お客様は抱えている、スタッフだっている、しかも黒字経営となったら、買い物件として魅力がありますからね。チェーン化をもくろむ会社にとっては、一気に店舗拡大が可能となるチャンス到来です。

大義名分は「雇用を守る、お客様を守る」。

 

だから、業界全体が不振なときこそ、二極分化は一気に進むのですね。

 

コップに水が半分

 

経営者の現状認識、政府の支援策ではっきりしたことは、従来のビジネスモデルが通用しにくくなった、次の新しいビジネスモデルを打ち立てでもしなければ、今後はやっていけなくなるのではないか、という危機意識を持ったことでしょう。

 

あのドラッカーが言うように、「コップに水が半分」という物理的事実は変わらなくても、一方の人は「まだ半分も水がある」と安心し、もう一方の人は「もう半分しか残っていない」と危機感を持つ。

これは認識の違いです。もちろん、後者の「半分しかない」と危機感を持つ人が次の一手を打てる人、もっと言えばイノベーションを起こせる人の必要条件とドラッカーは言うのですね。

 

変化の先頭に立つ

 

またドラッカーはこうも言っています。

「変化はコントロールできない。できることは、その先頭に立つことだけである。」

 

変化に後手後手になって、予想もできなかったとうそぶくどこかの国のトップではお話になりませんが、経営者はむしろ変化の先頭に立てとドラッカーは言うのです。変化の先頭に立って、新しい事業の創出、ビジネスモデルの創出、さらにはイノベーションを起こす。そんな先覚者・革新者になれと言っているわけです。

 

それには、経営者としての基礎も基礎、経営の原理原則を知ることがまず先決です。原理原則とは、樹木なら根っこの部分、建物なら基礎工事の部分です。根っ子がしっかりしていなければ樹木は枯れてしまいます。建物は倒れてしまいます。

 

どんな地震や台風などという大きな変化が襲って来てもしっかりと立っていられる。それが原理原則です。

 

その次に、新しい事業を創出することにチャレンジする。できれば、イノベーションを起こしていただきたい。イノベーションとは、ドラッカーの定義によれば、「新しい価値の創造によって市場や社会の変革をもたらすこと」です。

もう一人、世界的な経済学者のシュンペーターはこう言っています。「イノベーションとは創造的破壊である。」

 

MASA美容経営塾とは・・

 

そんな背景から、今回企画を進め、たった今、勉強会のグループを立ち上げることにしました。

MASA美容経営塾」のことです。

 

経営の原理原則を学びながら、激変する環境に変化対応する。と同時に、新規事業創出の、イノベーションの、一大チャンス到来と認識して、仲間との啓発し合い、刺激愛で革新的な事業創出に鋭意チャレンジする。

そんな革新者・フロントランナーが集う学びと実践の場が誕生した。そんな自負があります。

 

その運営スタイル

運営のスタイルは、このようになります。

 

Facebookの非公開ページ「MASA美容経営塾」で経営情報を配信(随時)

・参加メンバーのさまざまなアウトプットによる進捗状況の確認

・zoomなどオンラインによる月2回の経営講義と塾生からの質問受け、塾生同士のミーティング

不定期なリアルなミーティング、セミナー、交流会の開催(コロナ禍の状況を見ながら)

・新規事業の創出(人数的な余裕があればチーム別)

 

その活動内容

内容はざっとこのようになります。

 

ドラッカーの「最も重要な5つの質問」からなる経営ツールとポジショニング

・なるほど、こうなっているのか!? 一瞬で理解、目からウロコの経営数字の「見える化

・現在地の把握と有効なSTP戦略の策定(顧客アンケート、USP&ペルソナ・マーケティング

・集客で独り勝ちできる方法

・確実に勝てる事業コアの発見と深堀

・人材採用のイノベーションへの取り組みと成果

・スタッフの高い就労意識を発現・維持させるためのマインドセットの方法

・人時生産性と人時生産性を反映させた給与システム

・トップ・マネジメントチームの結成と推進

・新しいビジネスモデル策定とイノベーションチームのグループ分け(チーム編成をしてできれば複数の新規事業を立ち上げる)

・他に緊急課題を随時

 

2大プレゼント

入塾を申し込まれる方に次の2大特典を用意しています。

 

  • 緊急レポート『経営者の3大お悩み事 一挙解決』シリーズ①~③
  • 渾身レポート『ウィズコロナを生き延び アフターコロナでライバルに圧倒的差をつける! いま取り組むべきたった2つのこと』

※いずれも冊子・PDFファイル形式です。

 

MASA美容経営塾」のくわしい内容は以下のとおりです。

https://peraichi.com/landing_pages/view/jyukukeiei?_ga=2.217813073.691952027.1612234819-680667943.1610193871

 

公の場から引きこもること、およそ3年間。Suzu Masaは動きます。やるときはやります。同志求む。ぜひ、塾のメンバーとなって、共に明日のより良い未来を築き上げましょう!

 

「順境の美徳は自制であり、逆境の美徳は不撓不屈である。」

フランシス・ベーコン

 

緊急事態宣言ですごいビジネスチャンスがやってきた!

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アウトサイダーの眼を持つ

 

表題を見て、何を言ってるんだ、ビジネスチャンスどころか、ノーチャンスじゃないか。寝言を言うのもいい加減にしろ!

 

そんな非難やお叱りを受けそうです。重々承知しています。

 

でも、大多数の人がそういう反応をするという、“大多数”の側に立ってしまっては、発想の独自性なんて持てるはずもありません。独自性こそビジネスチャンスを我が物にできるキモなのです。

 

そうなんですね、大多数の人が右を見ているときに、左を見る、あるいは別の方向を見られる人、そんな人がいつも独自性を生み出し、ビジネスチャンスをつかみ取っていくものです。だから、ある業界にあって、その業界を変えてしまうほどのビジネスチャンスをつかむ人って、多くの場合、アウトサイダーなのですね。いままで業界で成功した人って、それこそほとんどノーチャンスです。

(逆に、いままで成功してこなかった、そういう人ほどチャンスはあると思うのです。なぜなら、過去の成功はほとんどこれからは意味をなさない、なぜなら、ガラガラポンの時代だからです。)

 

業界を変革し、株式の一部上場まではたしたQBハウスのビジネスモデルは、業界人ではなく、別の業界の人の発想によるものですね。私もそのビジネスモデル構築をお手伝いさせていただいたのでよくわかります。

 

どうしても同じ業界で生きてきた人は、思考の特定パターンや枠組みから抜け出せません。だって、業界の最高価値がカットにあるという既成の枠組みがあれば、それを1000円の破格値で、しかも10分の時間で、なんて思いつかないですから。

 

毛くずは吸引してシャンプー不要、現金のやり取りが不要の自動発券機、待ち時間の告知のための信号機。トイレなし、レジなし、電話なし、おまけに愛想なし。カットだけに特化したワンメニュー、それも10分でカットすることにこだわって、余計なものは不要と切り捨てていった、究極のミニマリズム・ビジネスです。

 

虫の眼・鳥の眼・魚の眼

 

つまり、あたかもアウトサイダーのように、既存のビジネスそのものを、虫の眼、鳥の眼、魚の眼といったように、さまざまな視点で見てみようということです。

これはトレーニングでいくらでもスキルアップできるようです。最近はさすがに良い話は聞きませんが、あのソフトバンク孫正義さんは、思いついた言葉をフセンに書いてボードに貼り、一見関係がない言葉同士を結び付けるというトレーニングを欠かさずやっているというのです。

すると一見関係がないだけに、誰も思いつかないような意外な発想につながり、新規事業の創出に結びつくのだそうです。

 

こんなふうに発想してみる

 

ですから、美容室と別の言葉を思いつくままにフセンに書いて貼ってみる。たとえば思いついた言葉が「絵」だったとする。そこで、待合のスペースの壁や空いた施術コーナーの壁面に、そうですね、新進画家の絵を展示する、なんていう発想が浮かんだとします。

現実的に、その地域に住まう画家(お客様の中にいたら好都合)にアタリをつけておいて、新進画家のために空間を開放する。

新進画家もこの企画には乗ってくれるはず。タダで自分の作品を展示してもらえ、なかには気に入った人がいれば買ってくれる可能性もある。

場所を提供したお店も「絵のある美容室」なんてネーミングでアピールすれば、それが独自性になり評判になる。ひとりの画家の展示期間をたとえば1カ月間とすれば、また次の新鮮な画家の発表が続くといったように、話題のネタがつきることはありません。

地方紙やテレビ局、タウン誌などの取材を受ける可能性はおおいにある。絵の好きな人への新規集客にもなるだろう。

 

だいたい美容室はリラクゼーションスペース。リラクゼーションを促す三種の神器は「緑」と「音楽」と「絵」と決まっているのです。新進画家のデビュー作である「絵」がいつでも見られる美容室といった斬新な企画力、文化的香りがなんとも言えないサロンの魅力になっていく。

 

こうやって、業界の基準で当たり前とされていたことが当たり前ではなくなる。ちょっと視点を変えてみれば、別のビジネスチャンスが見えてくるかも、なのです。

 

新たな発見にはこうやって出合うことができるのです。そのために柔軟な視点を持つトレーニングをすること。柔軟な視点を持てば柔軟な発想が生まれます。それを起点にして新たなビジネスモデルを構築していく。

 

コロナ禍で学んだこと

 

まずは見方と発想の訓練を・・・ということで、今回の緊急事態宣言です。昨年の4月に続いて2回目、再発令ということですね。

直接、美容室や理容室、エステやネイルなど対象外となっていますが、対象外ということは補助金の対象外でもあるのですが、いずれにしろ接触ビジネスに変わりはなく、緊急事態は1カ月で終了するのか、もっと続くのかにかかわらず消費者のマインドは後ろ向きになり影響を受けます。

 

そこで、こういう発想をしてみましょう。

1年間続き、今後の収束が見えないこのコロナ禍で、「何を学んだのか」です。

あなたは何を学びましたか?

 

だいたい、整理するとこんなことを学んだように思うのですね。

 

[1] 想定外のことはいつでも起こり得る

[2] キャッシュ(現金)の重要性

[3] 既存客、なかでも上位客の重要性

[4] お客様との関係性の維持と強化

[5] それ以上に、スタッフとの絆の大切さ

[6] 既存事業の見直しと新規事業の創出の必要性

 

いかがでしょうか。こんなことが教訓としての学びになったのではありませんか?

だとしたら、せっかくの学びは活かさなければなりません。きわめてザックリとですが、以上の学びを振り返ってみましょう。

 

強みの深掘とビジネスチャンス発見

 

[1] 想定外のことはいつでも起こり得る

危機管理の鉄則は「最悪を想定せよ」です。菅内閣は、まったく危機管理能力が欠落している政権だと言えますね。だって冬場になれば新型コロナウイルスは猛威を振るうと言われていたのに、まったく対策を事前に立てていませんでした。医療崩壊の危機であわてて緊急事態の宣言です。「先手を打つ」とは言いながら実態は「後手後手」で、結局ウイルスを蔓延させ、経済活動もまた委縮してしまいます。

 

経営者はそんな甘い判断は命取りとなります。大震災や豪雨の自然災害でもイヤというほど学んだ危機意識と準備。

ぎりぎりビジネスをやっていくうえで、何が重要なことなのか、何を残すべきなのか、それが最悪を想定した意識ということです。

 

つまり、[2][3][4][5]がとても重要で、ぎりぎり残すべきことです。一気にやります。

 

[2] キャッシュ(現金)の重要性

8割経済、7割経済と言われるなかで、売上が落ちても利益を残す。その利益も「キャッシュ(現金)」で残すことの重要性です。とくに危機的な状況ではキャッシュがなによりもモノを言います。

 

サロンの経営者の共通したお悩みは、お店にお金が残らないこと。こんな事態を回避するために、まず最初に、銀行への返済金を差し引いても、いくら残したいのか、いくら現金でプールしておくべきなのか、その金額をはっきりさせること。はっきりさせたら、その残す現金を生むために、逆算していって固定費を見直す、次に変動費(材料費や店販品の仕入費)を見直す。そういう経費を適正な金額に見直した後、最後に、売上を見直す。こういう思考法を身につけることです。

 

最終利益=残す現金をまず把握して、途中の経費を適正に見直して配分する、最後に売上は最低いくら必要なのか。そういうふうに、最終利益から逆算して売上を見るという「逆算の思考法」の習慣を身につけることの大切さを学んだと思います。

 

そうなのです。売上はいくらあろうとも、利益=支払うべき現金がなくなればお店は潰れてしまうからです。経営の原理原則ですね。

 

[3] 既存客、なかでも上位客の重要性
[4] お客様との関係性の維持と強化

この2つは一緒にやってしまいましょう。

 

新規客も確かに重要ですが、それ以上に既存客、なかでも上位客の重要性です。そんな重要なお客様との関係性の維持・強化もとても重要なこととしてクローズアップされたと思います。

 

私は当ブログでもSNSでも、既存客には手紙を書きましょうとさかんに発信しました。私の声に従って、把握できる範囲でも少なくない人が手紙作戦を実施してくださいました。

その結果、「こんな時期に私のことを気にかけてもらって、かえって申し訳ない。あなたこそ大丈夫?」とか、「こっちも気になっていたのよ。私なら大丈夫、元気な顔を見せに来たよ」とか、そんなお客様からの反応があった、お客様との絆が深まったようでとても感動した、お客様のありがたさを思い知った。そんな感謝の声が送られてきました。

こちらも発信した側としてとてもうれしく、ありありとその光景を思い浮かべながらみなさんの報告をお聞きしました。

 

[5] それ以上に、スタッフとの絆の大切さ

そうなのですね、「スタッフとの絆」です。自ら感染の危険に身をさらしながら、不安と戦い、それでも笑顔を絶やさず献身に努めて仕事をこなす。

そんなスタッフたちには、心から「ありがとう」ですね。こんな時期に、個人の成績を責めるのは酷です、やめてください。それよりも、チームで互いを補い合うという組織風土をこの機会につくることはとても重要です。

 

これを、モチベーションとは言いません。ロイヤリティとも言いません。「マインドセット」と言います。ぜひこの危機のときこそ、スタッフの仕事観、価値観など高いレベルでのマインドセットに意識替えするように取り組んでみてください。

 

人によって始まり、人によって継続し、人によって終了する美容業こそ、100%人が介在するビジネスです。だから、人を制するものが繁盛を制することができるのです。

 

[6] 既存事業の見直しと新規事業の創出の必要性

既存事業の見直しとは、はっきり申し上げて、コアとなる事業内容とそれ以外をまず峻別することです。「峻別」とは、厳しく選別することです。そして、これだけは他店にはないコアとなるものだ、それ以外は他店とそれほどの差はないというふうに別ける。

 

ここで峻別できたら、今度はコアとなる事業内容を徹底的に深堀することです。深掘して容易に他店は追いついてこられないレベルまで尖ってしまえ、です。これこそがあなたのお店の最大の「売り物」=「強み」なのです。

何が最大の売り物なのか? それはお客様が知っています。なかでも20%の上位客が。上位客に聞いてみてください、私のお店に通い続ける理由を。

それが、あなたの思い込みではない、正確なあなたのお店の最大の「ウリ」=「強み」なのです。

 

反対に、ウリではないその他の事業内容は、それほど力を入れない、あるいは思い切って無くしてしまうのもいいですね。

 

既存事業のコア事業を徹底的に深堀すると同時に(できれば同時進行が望ましい)ここで新しい事業のコアとなり得るものを探して育てることに着手しましょう。

できれば、既存の事業のようにフロービジネスの不安定さから抜け出る、ストックビジネスの堅実さにチャレンジしてほしいと思います。

では、ストックビジネスにはどんなものがあるのかというと、過去のブログで何度も報告していますので、ここでは繰り返しません。興味のある方はそちらをご覧ください。

 

緊急事態宣言が再発令されました。だからといって経営者まで後ろ向きのマインドではいけません。むしろ危機こそチャンス。繁栄のタネを見い出し、植え付ける絶好のチャンス到来なのです。

 

以上のことも含めて、この変革期をなんとか乗り切って、しかも先導して新たなビジネスを打ち立てる、いまはまたとないチャンスです。

何をどうやって、どう始めていいのか。

そこでです、経営の勉強会を、それも座学ではなく実践で取り組む勉強/実践のグループを創ろうと思っています。この手の勉強会やオンラインサロンによくある、主宰者だけが儲かるといういびつな構造の組織ではなく、あくまでも参加者が実践主体の組織です。最終的には、新規ビジネスの創出までが目的です。一人で立ち上げてもいいし、メンバーみなで一つの事業を立ち上げてもいい。

もちろん、学問としてもマーケティング、人集め、お店の中のお金の流れを把握する、マインドセットの方法、など最上の知識も学ぶことができます。

興味のある方は以下の私のメールアドレスに「興味あり」と発信してください。後ほど、個別にメールにてご案内を差し上げます。

↓   ↓

masasuzu2811@gmail.com

 

 

「何事かを成し遂げるのは、強みゆえである。」

ドラッカー

 

「離見の見」こそ経営の極致である

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「我見」では未熟でダメだ

 

能楽の最高極致に「離見の見」があります。能芸の大成者である世阿弥命名です。

どういうものかというと、己の舞に没入している演者は陶酔して舞っているのですが、それでは未熟で駄目だ、と説いているのですね。

 

「舞に、目前心後といふことあり。『目を前に見て、心を後ろに置け』となり。」

 

そう世阿弥能楽の奥義書である『花鏡(かきょう)』で始めます。

 

風姿花伝・花鏡 (タチバナ教養文庫)

 

「目前左右までをば見れども、後ろ姿をばいまだ知らぬか。」

 

舞を舞う自分は目前は左右まで見ることはできる。しかし、それは「我見」に過ぎない。我見では、自分の後ろ姿まで見ることができない。

 

そこで世阿弥は「離見」を説くのです。

 

「見所(観客)より見る所の風姿は、我が離見なり。

‥‥‥離見の見にて見る所は、すなわち見所同心の見なり。その時は、我が姿を見得するなり。」

 

つまり、観客が舞台上の自分を見ている視線で舞っている今の自分を見る。これこそが「離見」であり、さらに、自分の眼ではけっして見ることのできない、自分の後ろ姿まで見よ、自分の姿の全体をとらえよ、と言っているのです。

 

「離見の見にて、見所同見となりて、不及目(ふぎょうもく:肉眼の届かない)の見所まで見智して、五体相応の幽玄をなすべし。」

 

演者は、演じている自分と、それを客観的に観客の席で観客の眼で演じている自分を見ている自分、さらに舞台に立っていま演じている光景を俯瞰(ふかん:高いところから見下ろすこと)して見る自分、このような3つの眼を持たなければならない。演技や役に没入する自分と、それを醒めた目で見つめる自分、さらに全体を見る自分との三重性を生きることが、すぐれた演者の要件だというのです。

 

 

大抵の世阿弥研究家は、自分の視点と観客の視点との2つの視点しか言いません。私はそこに、もうひとつの視点、つまり俯瞰している視点を加えて3つの眼を指摘したいのです。もちろん、私の独創です。

 

世阿弥って本当に凄いことを言っていますね。しかも現在からおよそ600年前の室町時代でのことです。

 

剣聖・宮本武蔵の眼

 

もう一人の偉人を紹介します。60回の果し合いで一度も敗れたことがないという剣聖・宮本武蔵が同じようなことを言っているのですね。武蔵が著した、現代のビジネスマンにも人気が高い五輪書には「目付の事」として次のようなことが書かれています。

 

五輪書 (岩波文庫)

 

「目のおさめ様(よう)は、常の目よりすこし細き様にして、うらやかに見る也(なり)。目の玉を不動、敵合近く共、いか程も、遠く見る目也。其(その)目にて見れば、敵のわざは不及申(申すに及ばず)、左右両脇迄も見ゆる也。」

 

敵と相対したときは、いつもより少し細目にして、しかも、うらやかに見る、という。うらやかとは、はればれとのどかなさまを言います。そして、眼の玉は動かすことなく、敵をまっすぐに見据えるのではなく、敵を通り越して、いささか遠くを見るようにする。そうすれば、敵が繰り出す技は言うまでもなく、左右両脇までも見ることができるという。

 

その後がこう続きます。

観見(かんげん)二ツの見様、観の目つよく、見の目よわく見るべし。若(もし)又敵に知らすると云(い)ふ目在り。意は目に付、心は不付物也。能々(よくよく)吟味有(ある)べし。」

 

観見ふたつの見様がある。観の目は強く、見の目は弱く見ること。

「観の目」とは、現象として見えるものの奥にある本質や相手の心を見ること。「見の目」とは、目を開いて目に映るものを現象として見ること。つまり、見の目よりも観の目のほうが重要であると武蔵は説きます。

 

 

こんな敵と戦いたくない

 

いかに敵を倒すかばかりに関心がいってしまうと、相手の表面ばかりを注視し、それでは自分を見失い、相手に負けてしまう。見るではなく、観ることがいかに大事なことであるかと言っているのですね。しかも、その方法が、薄目でうらやか、遠くを見るような目線でと。

 

こんな人に相対することになったとしたら‥‥ゾクゾクっとする怖さを覚えるのは私だけでしょうか。

そうなのです、相手の立場になって見れば、こんな敵と戦いたくはなくなる、戦う前から負けてしまうと思います。武蔵も、眼前の相手を見るのではなく、相手の目線になって自分を見ることの大切さを説いているのです。

 

さらに、そこを突き抜けて、遠くを見る目線によって、自分と敵とが戦っている光景を客観的に見ることができる。だから、敵の心を見通すことができるし、敵が繰り出す技も見通すことができる。

 

まさに、世阿弥の「離見の見」です。武蔵は世阿弥に遅れること200年、今から400年前の出現となります。

 

現代では、現役を引退してしまいましたがイチローさん、ボクシングの井上尚弥選手、体操の内村航平選手、歌舞伎の坂東玉三郎などは明らかに離見の見の極致に達していると思うのですが、あなたはいかがお考えですか?

 

それらのキラ星の如くの著名人でなくても、無名ではあるけれどその道を極めた人には共通する極致が「離見の見」であると思うのですね。

 

離見の見のトレーニン

 

そこで、なのです。

このように「離見の見」を、芸道や武士道、あるいは現代のスポーツなどの道を究める人や、すでに達した人ばかりの特権にしてしまうのではなく、私はもっと拡大して考えてみたいのですね。

 

まして今はコロナ禍の時代です。昨年から持ち越した、とんでもなく大きな課題です。しかも、ますます感染拡大の猛威を振るっているという状態で、いつ収束するのかも含めて先がまったく見通すことができません。

 

しかし、こんな不透明な時代にあっても、さまざまな決断を強いられる、これが経営者の宿命です。

 

そんなときに、こういう決断をしたらお客様はどう思ってくれるだろうか、それをお客様の目線なって想像してみる。

一度そう決断した後の、サロン内の光景を(お客様とスタッフのやり取りに笑顔はあるか、納得はあるか、さらには感動はあるか、など)想像力を駆使して思い描いてみる。

 

これこそまさに「離見の見」です。

まず「自分の視線」、次に「お客様の視線」、そして「全体を俯瞰する視線」の3つの視点を持って自分の決断を評価してみることを習慣づければ、新しい、ユニークな事業を発見するのは、すぐそこです。

 

つまり、イノベーションということです。

そう、現在はイノベーションを起こすにあたって、これ以上の好機の時はないと思うのですね。

 

出でよ、美容業界のイノベーター!

 

こんな見地から、今年はちょっと動いてみます。

 

 

「コップに半分水が入っていると言うのと、コップが半分空であると言うのとでは、量的には同じであっても、意味合いが違う。取るべき行動も違う。

世の中の認識が『半分入っている』から『半分空である』に変わるとき、イノベーションの機会が生まれる。」

ドラッカー

 

同志を求む

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なぜ「編集者」の時代なのか

 

いまは「編集者」の時代と言われています。

もう少し正確に言うと、「編集思考」の時代であると。

 

これだけではなんのことかわかりませんね。

そこで、一般女性誌、F1の専門誌、食の専門誌、そして美容の専門誌といった、編集者生活40年の私が我流の解釈で以下に述べてみたいと思うのですね。

こういうことです。

 

毎日毎日、いろいろなことが起こっています。これを表面に現れた出来事で「現象」と言います。現象とはインフォメーションレベルの情報だということです。

 

しかし、これらの現象1つひとつにはその深層のところには何か共通の原因があるのではないか。それを探ることをします。

 

そして、共通するもの、出来事と出来事との間に見えないところでしっかりとつながっているもの、つまり「構造」を読み解くのですね。

 

構造を読み解いたら、この現象は今後も続いて引き起こされるのか、それとも1回限りの突発的なことなのか。

引き続き引き起こされるとして、今後その出来事は大きな危機的状況を呼び起こすのか、修復不可能な破壊をもたらすのか。あるいは、それほどのことでもないのか。

そんな「仮説」を立てるのです。これをインテリジェンスレベルの情報と言います。

 

情報には2つの意味がある

 

そうなのです、「情報」には2つの意味があって、1つはインフォメーション(information)、もう1つがインテリジェンス(intelligence)です。一度、和英辞典で調べてみてください。ちゃんと2つの意味が記されています。

英語圏の人たちはそれだけ「情報」という言葉に深い意味を持たせているのですね。1つの意味しかない日本語では、情報戦で英語圏アメリカに負けていた、だからアメリカとの太平洋戦争は情報戦の負けであるとも言えるのではないでしょうか。

 

反対に日本は、出世魚という概念が早くから定着しました。たとえばブリ。

ツバス→ハマチ→メジロ→ブリというように、魚の成長ごとにこれだけの名前を付けます。日本は海に囲まれているために、漁業で獲れる魚にはそれだけ複数の言葉をつけるほどの深い価値と思い入れがあったということです。

 

話は脱線してしまいましたが、仮説を検証するために、いろいろな「企画」というものが生まれるわけなのですね。これを、「仮説」に対して「検証」と名付けます。

 

新型コロナ感染を編集する

 

少々話がややこしくなりましたね。

身近な例を挙げて説明しましょう。

今はコロナ禍の第3派が来たということで、連日、新しい感染者の数をマスコミは煽るように報道しています。このままでは医療崩壊だ、「GO TO」は中止、だから自粛をと国民に呼びかけていますね。

いや、それでは手ぬるい、緊急事態宣言を発令すべきだ、とんでもない、経済を回すべきで一律に経済をストップさせてはいけない、経済苦で自殺する人を増やしてはいけない、なんて騒がしいことこのうえありません。

 

■3つのシナリオを想定する

そこでこういった現象の深層部を探り、構造を読み解くとどうなるか?

【第1のシナリオ】経済より人命が第一。完全収束させるための対策対応をする。ワクチン投与などして一応の収束を待ってから経済活動を再開する。

【第2のシナリオ】経済活動と防疫体制を同時にやる。

【第3のシナリオ】経済活動は一切ストップさせない。集団免疫で乗り切る。

 

だいたいこんな極端な3パターンのシナリオが想定できます。その他のシナリオはこの3つの変形となるでしょう。

 

■第1のシナリオと編集

では、第1のシナリオによる検証作業、つまり企画化を考えてみましょう。

経済活動が完全ストップして、企業倒産が激増し、職を失う人が続出。GDPはかつてない落ち込みで、とうとう自殺者は3万人の大台を超えてしまう。

緊急事態宣言の発令で美容室も営業自粛。ところが売上の落ち込みを補償する制度設計は十分ではなく、美容室の倒産も続出する。

そこで企画案。

「不採算店のいちはやい撤収と生き残りの方策」

 

■第2のシナリオと編集

第2のシナリオ。

感染者の数は収束せず、時短営業と三密対策で、売上は7割程度。

そこで企画案。

「たとえ売上が落ち込もうとも利益までは減らさない その着眼点と最適解の求め方」

 

■第3のシナリオと編集

第3のシナリオ。

感染者拡大でサロンからクラスター発生。営業ストップと風評被害で撤退を余儀なくされるサロンが続出。

そこで企画案。

「別の事業で生きのこるための、新たな事業の見つけ方と、今からでも遅くないその着手の方法」

 

編集者の職業的習い性と想像力

 

まぁ、これはあくまでも思い付き程度の例ですが、こうやって仮説を立て検証する。企画を立てて落とし込むこと。そういう一連の思考作業を編集者ならいつもしていて、習い性にまでなっているのですね。できる編集者なら、という条件付きですが。

 

まして、想定さえできなかった異常で緊急な事態を現在は迎えているわけです。そこに、こうすればいいという過去に成功したパターンはまったくと言っていいほど当てはまりません。「想像力」こそが唯一、威力を発揮するのだと思います。

 

 

そういうわけで、近未来さえ見通すことができない、なんの回答もできない不透明なこの現在において、未来を見通す眼を養われた、そんな慧眼(けいがん:鋭い眼力のこと)を持つことが必然の習い性となった編集者の眼と想像力こそ、おおいに威力を発揮すると思うのですね。

 

これが「編集思考」の時代といわれている最大の理由だと思います。

 

そんな理由から、読者のみなさんに呼びかけがございます。

 

志を同じにする人 集まれ!

 

私はかつていくつかの経営勉強会の集まりを主宰していました。

メンバーの中には、その後の一部上場企業となる創業者が現れたり、メンバー同士、新たな事業の立ち上げで、今では全国規模のNPO法人を組織化したり、といった実績を生みました。そんな参加メンバーにしてからが、数十店舗は当たり前、数百店舗を要する猛者たちも存在していました。

 

多分、それぞれの経営者が擁する店舗数をトータルしたら2000店舗はくだらないという、ピーク時にはちょっとした、目立つ組織になっていましたね。

 

こういう集まりを持続させる一番の求心力といったら、私からの一方的な情報提供ではなく、メンバー同士の刺激し合い、啓発し合いであったように思います。

ですから、気になるメンバー同士が個々にインフォーマルに結集し、互いのサロン見学をしたり、経営ノウハウを公開し合ったり、成功と失敗例を共有し合って、それこそ「加速成長」を遂げた。そういう組織だったように思います。

 

私自身が志半ばで勉強会をクローズしてしまいましたが、今でもメンバー同士で形を変えながらも自立して活動しているようで嬉しい限りです。

 

 

私自身の悔恨は、ですから晴れないままです。

今一度、勉強会を組織化したい。

こんなパラダイムの大きな転換期に、今こそ新しい形での情報交換、互いに刺激し合い、啓発し合う「仲間」が必要ではないかと強く思うのですね。

 

興味のある方、いらっしゃいますか?

DMいただけると嬉しいです!

業界への最後のご奉公です。

志を同じにする同志を求む。

以下の私個人のメールアドレス宛に「内容を知りたい」と一言添えてメールをお願いします。詳しいご案内を差し上げます。

 

Masasuzu2811@gmail.com

 

「才能の80%は編集力だ。」

松岡正剛

 

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初出掲載:2020 年3 月19 日