拉致されました!
このテーマで前編・後編をお伝えしました。これで終了するつもりだったのですが、急きょ[番外編]として、じつは動画でお伝えしようと思います。
というのも、こういう事件があったことがきっかけでした。
ある日、私はクルマで拉致(らち)されまして(笑)向かった先が横浜でした。
拘束された先は(株)ICTBグルーバルの本社スタジオだったのです。
同社の社長が塩田将隆さんで、私を拉致した張本人です。
塩田さんは自らが美容室を経営し、最近ではニューヨークにもアンテナショップとして出店。
そして、同社はメーカーとしての機能を持ち、さまざまな画期的商品の開発で日本はもちろんのこと広く海外にも特許(国際特許)を持つ発明家でもあります。
私が業界で尊敬するお一人です。
そんな塩田さんが、私のFacebookのシリーズとなった投稿記事「経営の新常識」を気に入っていただいて、2人でコロナ禍のサロン経営を語ろう、その模様をYouTubeで発表しよう、という企画が立ち上がったのですね。
立ち上がったのはいいのですが、当日のテーマは事前に知らされていなくて、ぶっつけ本番。まさに拉致に等しい動画収録となったのです。
YouTubeデビュー!
YouTubeは初めての経験で、勝手がわからず、セッティングされたカメラ、証明、マイクの前で委縮するばかり。
話題の進行に追いつくのが精いっぱいで、発言もしどろもどろ。後で編集をしてくれるということで、その辺はお任せ、安心して、一応収録を終えました。
テーマがテーマだけに、また、話し言葉のわかりやすさも加わって、急きょ[番外編]としてお伝えすることにしました。
ご覧ください。
ただひとつだけ強調しておきたいことは、利益が残らない、資金繰りが苦しいと多くの経営者が感じていますが、現金商売の美容室にとってその原因は、生み出した利益が銀行の返済に追いつかない、追いついてもやっとのことだ、ということです。
ぜひ、お金の流れを理解してほしいと思います。
「『今年は1000万円利益を増やす』という目標を立てたとする。この不況ですから、現場の長は『とても無理だ』と反対します。そんなとき、私はこんな言い方をするんです。
『1日で利益を1000万円増やすわけじゃない。1年だ。1カ月なら90万円。1日なら3万円。パートさんが100人いれば1日300円節約すればいい。コーヒー1杯分じゃないか』と。
詭弁と感じる方もいるかもしれません。でも人間は不思議なもので、どんな大きな問題も細分化すると『何とかなるかも』と思えてきます。その結果、気持ちが前向きになり、最初は絶対無理だと思ったことができてしまうことも多い。」
(大須賀正孝)